冬が終わり春が近づいてくると、陰が弱まりだんだんと陽が盛んになってきます。
五行学説で春は【肝】と、とても深い関係にあると考えます。
春は草木が芽生え、生命の動きが活発になる季節。
人のからだの動きも活発になる季節ですが
就職、転勤、異動・・・など新しい環境のストレスや気温の変化で
隊長不良や、心身のバランスが乱れる、といったことが多くなる季節でもあります。
西洋医学的な【肝臓】のはたらきだけでなく、中医学では
新陳代謝、情緒の安定、さまざまな器官の調節機能、胆汁の分泌などの機能があると考えられています。
【肝】の働きが低下することで、上記のような症状が起こってきます。
中医学では【血虚】【気滞】の症状を改善することで
春の不調をラクに過ごせるようになると考えます🌸
あなたは何タイプでしょうか?チェックしてみてくださいね✨
『血虚』タイプ
☑︎冷え性
☑︎皮膚がカサカサして艶がない
☑︎髪に艶がなく、爪も割れやすい
☑︎疲れやすい、立ちくらみ
☑︎抜け毛、薄毛、白髪
☑︎経血量が少ない。月経が遅れがち
☑︎ぐっすり眠れていない
『気滞』タイプ
☑︎喉にものが詰まったような感じがする
☑︎不安感、憂鬱感
☑︎ガスやゲップが多い
☑︎溜息が多い
☑︎イライラしやすい
☑︎生理前に胸が張り、イライラがアップする
☑︎夜中に何度も目が覚める
・・・いかがでしたか?
血虚、気滞どちらか・・・だけでなく、人間の体はとても複雑なのでどちらも一緒に起こっている場合も多いです。
養生方法としては
【血虚】
血・・・全身を巡り、栄養と潤いを与えます。精神を安定させる働きも。
血は食事からつくられますので、食事を疎かにしないことがとても大事です。
血をつくる食べ物を積極的に摂りましょう✨
ほうれん草、レバー、黒ごま、豚肉・・・など。
また、睡眠時に血は作られているため、しっかりと眠ることも大事です。
【気滞】
気・・・エネルギーの源であり、体を動かしたり、温めてたり、体の抵抗力に関係しています
その「気」が停滞することを「気滞」と言います。
とにかく、リラックスして過ごす時間をつくるようにしましょう♪
緊張は気の巡りを滞らせてしまいます。
香りの良いお茶(ハーブティーやジャスミンティー)や香味野菜(セロリ、春菊)や柑橘系の果物を積極的にとることで気をうまく巡らせましょう☺️
それでも難しい場合は、
血を補う漢方薬、気をうまく巡らせる漢方薬をつかって
体を整えていきます。
漢方薬は個人に合わせて処方を決めていく必要がありますので
是非、お近くの専門のお店で相談されてくださいね。
春はのびのびと🌸過ごす季節です😊
少しでも多くの方が心地よく、健やかな毎日を送れますように・・・🌿🌸🌷